— Kiyomizudera, Kyoto —
- 清水寺の「舞台」がなぜ崖の上に建てられているのか
- 坂上田村麻呂と延鎮上人にまつわる創建の歴史
- 三筋の滝「音羽の滝」それぞれのご利益
- 縁結び・恋愛成就の方法(地主神社)
- 清水焼・産寧坂・二年坂など周辺の楽しみ方
基本情報
| 正式名称 | 音羽山 清水寺(おとわさん きよみずでら) |
| 所在地 | 京都府京都市東山区清水1-294 |
| 本尊 | 十一面千手千眼観世音菩薩 |
| 創建 | 778年(宝亀9年) |
| 参拝時間 | 6:00〜18:00(季節・行事により延長あり) |
| 入場料 | 大人500円・子ども200円 |
| アクセス | 市バス「五条坂」または「清水道」から徒歩約10分 |
| 電話番号 | 075-551-1234 |
| 公式サイト | kiyomizudera.or.jp |
AUDIO GUIDE ▶ 音声で楽しく学ぶ
清水寺の歴史・見どころ・トリビアを、おもしろおかしく解説した音声コンテンツです。移動中・ながら聴きにどうぞ。
京都、東山。清水寺は、1200年以上の歴史を持つ世界遺産の仏教寺院です。最初に驚く事実をお伝えします。「清水の舞台から飛び降りる」ということわざ、実際に江戸時代には本当に飛び降りた人が234人いたとされています。しかも生還率は約85パーセント。落下した先の木が生い茂っていたからです。なかなか勇敢ですね。清水寺の建物は釘を1本も使わない「懸造り」という工法で、139本の欅の柱が崖を支えています。そしてこの建物、実は7回以上も火災で焼失しているんです。現在の建物は1633年、江戸時代に再建されたものです。音羽の滝の三筋の水、それぞれ学業成就・恋愛成就・延命長寿のご利益があります。でも全部飲むと「欲張り」になるとも言われているので、一つだけ選んでくださいね。地主神社の恋占いの石は2つの石の間を目を閉じて歩き通せると恋が叶うと言われています。距離は約18メートル。目を閉じてまっすぐ歩くのは至難の業ですが、友人に誘導してもらうと「恋が他人任せになる」とも。さあどうしますか?清水寺の本尊は33年に1度しか公開されない秘仏です。次回の御開帳は2033年の予定。ぜひその時に合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。入場料は大人500円。京都観光の定番中の定番、清水寺へぜひどうぞ。
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清水寺とはどんな場所?
京都市東山区にある「清水寺(きよみずでら)」は、1994年にユネスコ世界遺産に登録された、京都を代表する仏教寺院です。
最大の見どころは、崖から張り出した高さ約13メートルの「清水の舞台(きよみずのぶたい)」。「清水の舞台から飛び降りる」ということわざが生まれた場所としても有名で、舞台からは京都市街を一望できます。
訪日外国人の「行ってよかった観光地ランキング」で常に上位を誇り、年間500万人以上が参拝する日本有数の観光スポットです。
歴史と建てられた理由
いつ、だれが建てたのか
清水寺の起源は778年(宝亀9年)にさかのぼります。奈良の修行僧・延鎮上人(えんちんしょうにん)が夢のお告げに従って音羽山を訪れ、滝の上の霊木に観音像を刻んで安置したことが始まりとされています。
その後、797年に坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が延鎮上人と出会い、私財を投じて本堂を建立したとされています。
なぜ崖の上に建てられたのか
現在の本堂は1633年(江戸時代・寛永10年)に徳川家光の寄進によって再建されたものです。崖から張り出した構造は「懸造り(かけづくり)」と呼ばれ、急斜面を利用した日本古来の建築技法です。
釘を1本も使わずに139本の欅(けやき)の柱で支えられており、2020年には修繕工事が完了して美しい姿がよみがえりました。
本尊と祀られている仏様
本尊は「十一面千手千眼観世音菩薩(じゅういちめんせんじゅせんがんかんぜおんぼさつ)」。33年に一度だけ公開される「秘仏(ひぶつ)」で、普段は前立像が拝まれています。
縁結び・恋愛成就・学業成就・健康長寿・開運招福・諸願成就
見どころ・注目スポット
1. 清水の舞台(きよみずのぶたい)
高さ約13メートルの崖から張り出した舞台。139本の欅の柱を組み上げた「懸造り」の構造で、釘を1本も使わずに建てられています。舞台からは京都の街並みを一望でき、桜・紅葉の季節は特に絶景です。
2. 音羽の滝(おとわのたき)
本堂の下に流れる3筋の滝。それぞれご利益が異なります。
- 左:学業成就の水
- 中:恋愛成就の水
- 右:延命長寿の水
長い柄杓(ひしゃく)で一つだけ選んで飲む作法があります。全部飲むと「欲張り」になるとも言われています。
3. 地主神社(じしゅじんじゃ)
清水寺境内にある縁結びの神社。大国主命(おおくにぬしのみこと)を祀り、恋愛成就の願いに訪れる人が絶えません。「恋占いの石」は2つの石の間を目を閉じて歩き通せると恋が叶うと言われています。
4. 仁王門(におうもん)
応仁の乱(1467年)後に再建された赤い大門。高さ約14メートルで、両脇には「仁王像(におうぞう)」が安置されています。
5. 三重塔(さんじゅうのとう)
高さ31メートルの朱塗りの三重塔。国内最大級の三重塔で、清水寺のシンボルの一つです。
6. 子安塔(こやすのとう)
境内の奥にある小さな三重塔。子授け・安産のご利益があるとされています。
参拝の作法
清水寺は仏教寺院のため、神社とは少し異なります(拍手はしません)。
- 仁王門で一礼し入山
- 手水舎で手と口を清める
- 本堂に進み、線香をあげる(境内で購入可)
- 合掌して祈る(拍手は不要)
- 音羽の滝で1つだけ水を飲む(欲張らない)
早朝6時の開門直後が最も空いています。夜間特別拝観(春・夏・秋)は別料金ですが、ライトアップされた幻想的な清水寺が楽しめます。
正確な情報コーナー:意外と知らない事実
「清水の舞台から飛び降りる」は本当に行われていた
江戸時代(1694〜1864年)の記録によると、舞台から実際に飛び降りた人が234人。生還率は約85%で、落下した先の木が生い茂っていたためです。
入山料が始まったのは比較的最近
清水寺が入山料を徴収し始めたのは1966年ごろから。それまでは無料で参拝できました。
本尊は33年に1度しか公開されない
次回の御開帳(ごかいちょう)は2033年の予定です。
実は…コーナー:驚きのトリビア
実は…「清水」は音羽の滝の清らかな水に由来
「清水(きよみず)」という名前は、音羽の滝の澄んだ水を指しています。1200年以上絶えることなく湧き続ける滝の水は、「清め」と「浄化」の象徴として今も参拝者に親しまれています。
実は…清水寺は7回以上焼失している
現在の建物は1633年再建のものですが、過去に7回以上火災で焼失。度重なる火災のたびに再建され「不死鳥の寺」とも呼ばれることがあります。
噂・諸説コーナー:謎と伝説
噂:音羽の滝の水を全部飲むと祟りがある?
「三筋の滝から全部飲むと欲張りになって罰が当たる」という言い伝えがあります。これは公式の教えではなく民間の俗信ですが、実際に全部飲む人はほとんどいません。
諸説:地主神社の「恋占いの石」は自力で歩くべきか?
友人に誘導してもらうと「恋が他人任せになる」とも言われており、自力で歩き通すべきか人それぞれ解釈が異なります。
アクセス・参拝情報
| 交通手段 | 詳細 |
| 市バス | 「五条坂」または「清水道」バス停から徒歩約10分 |
| 京阪電車 | 清水五条駅から徒歩約25分 |
| タクシー | 京都駅から約15〜20分 |
| 車 | 五条坂・清水坂周辺の有料駐車場を利用 |
参拝のポイント
- 参拝時間は6:00〜18:00(夜間特別拝観期間は延長あり)
- 入山料:大人500円・子ども200円
- 御朱印は本堂・阿弥陀堂・奥の院で受付
- 石段・坂道が多いため、歩きやすい靴がおすすめ
周辺のグルメ・観光
- 産寧坂(三年坂)・二年坂:石畳の坂。京都土産・清水焼のショップが並ぶ
- 八坂神社:清水寺から徒歩約15分。祇園と直結する京都最古クラスの神社
- 京都グルメ:八橋(やつはし)・豆腐料理・抹茶スイーツが坂道沿いに充実
まとめ
清水寺は、1200年以上の歴史を持つ世界遺産の仏教寺院です。崖から張り出した「清水の舞台」、3筋のご利益が異なる「音羽の滝」、恋愛成就の「地主神社」など、見どころが凝縮されています。
縁結び・学業成就・健康長寿とあらゆる願いを聞いてくれる観音様に、ぜひ手を合わせてみてください。